出産後
出産して自宅に戻ると、これからが本番です。
生まれたての赤ちゃんとの生活が始まります。
でも、ドイツには自宅に助産士さんがきてママや赤ちゃんをケアしてくれるWochenbettというシステムがあり、わからないことだらけの新米両親の大きな支えとなってくれます。
Wochenbettのために来てもらう助産士さんは、出産前にあらかじめ探しておく場合がほとんどです。
ケルン助産士連盟や病院で訪ねてみましょう。
助産士さんは、赤ちゃんの体重を量って成長具合を調べたり、おっぱいの出具合いや、帝王切開の場合は傷口の治り具合、子宮の戻り具合を調べたりします。
また、赤ちゃんのお風呂の入れ方やおむつの替え方を教えてくれたり、産後のあらやることに相談に乗ってくれます。
産後の体は、出産でできた傷などが癒え、母乳がきちんと出てくるようになるまで約10日間、その後ホルモンの変化などに順応するまでに約8週間かかります。
その期間を反映して、助産婦さんが自宅を訪問する時期と回数は、出産後自宅に戻ってから10日間以内に最低1回、出産日から数えて8週間以内に合計16回訪問してもらうことができます。
これは助産婦さんと話し合って、いつ来てもらうかを決めることになります。公的保険ではこれはすべて同じ条件だそうです。
勿論、もっと頻繁に訪問を希望する場合には自己負担で可能です。
子供の定期健診については、ドイツでは『U1~U9』 と表示されていますが、子供手帳の表紙に記載されています。
産まれてすぐの検診がU1、その後、退院までの間、生後3日から10日の間に病院でU2の検診があります。
その後は検診を各かかりつけの小児科でお願いすることになります。
その為、出産前までに信用できる小児科をきちんと探しておくことをお勧めします。
下記のHPにもドイツ語ですが、検診予定の表が記載されています。